今日、映像の方式として、プログレッシブ走査 (順次走査) とインターレース走査 (飛越し走査) の2種類があります。どちらの技術を採用するかは、アプリケーションおよび映像システムの目的や、特に動きのある被写体の撮影と詳細表示の必要性に依存します。
インターレース走査方式
インターレース走査方式は、テレビモニター用に開発された技術を採用しており、標準的なTVスクリーン上に最大576の水平線から成っています。インターレースは、この水平線の走査数の偶数、奇数走査の2回で1画面を作り、毎秒30フレームとなります。偶数および奇数走査線間で差異が生じるため、画像に若干のギザギザやゆがみが見られることがあります。これは、線の半分だけが動いている映像を追いかけ、残りの半分は更新されるのを待っているからです。

インターレースのこの現象はデインターレースを採用することで若干補正されます。デインターレースとは、インターレースビデオをノン・インターレース形式に変換する工程で、より良い映像のためにビデオから多少のギザギザを消去します。 この工程は走査線倍増 (line doubling) とも呼ばれます。Axisビデオサーバのように、ネットワークビデオ製品の中には、最大解像度 (4CIF) での画質を向上させるためにデインターレースフィルタを組み込んでいるものもあります。 この機能がアナログカメラから得られるアナログビデオ信号により引き起こされる動きによるぼやけの問題を解消します。
インターレース走査は、アナログカメラ、テレビ、VHSビデオなどで長い間採用され、今でも特定のアプリケーションには最も適した方式です。しかしながら、映像表示技術が進歩し、液晶やTFTモニターを利用し、DVDやデジタルカメラによる映像を表示するようになりつつある今では、プログレッシブ走査方式が台頭しつつあります。
プログレッシブ走査方式
プログレッシブ走査方式は、インターレース走査と異なり飛越し走査をしないで、順に走査します。つまり、撮影された映像はインターレース走査方式のように別々のフィールドに分かれることはありません。コンピュータ・モニターは画面に映像を表示するのにインターレースは必要ありません。 1、2、3、4、5、6、7 etc.のように1度に1線ずつ完全に順番通りに表示しますので、フリッカは生じません。監視アプリケーションの場合、走り去る人のような動きのある被写体表示においては、詳細を見ることが重要となることがありますが、この場合、高画質モニターで画像を表示することが重要です。
例 : 動きのある被写体の撮影
動く被写体を撮影した個々のフレームの鮮鋭度は利用されている技術により異なります。以下は、プログレッシブ走査、4CIFインターレース走査、2CIF方式で撮影したJPEG画像例です。
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注 : 撮影カメラには同じレンズを使用。車はクルーズ・コントロール(車速設定装置)を使って時速20kmで走行。
その他の画質に関する情報 :